バイアグラはED治療薬の中で、今では名前を知らない人はいないほど代表される薬ですよね。しかし、どのような成分が入っているのか気になったことはありませんか?有効成分であるシルデナフィルはいったいどのような効果があるのでしょうか。
EDになってしまう仕組みと、どのようにしてEDの治療として有効なのか、また、シルデナフィル以外にもバイアグラに含まれている成分はあるのでしょうか。
今回は、バイアグラの成分と、働き、EDの仕組みや、バイアグラと同じ成分が含まれている薬などもご紹介していきます。
バイアグラはなぜEDに効果があるの?
バイアグラは今でこそ、ED(勃起不全)の治療薬として有名ですが、実は最初に作られた目的は全然違うものでした。
実は、狭心症の薬として研究されていたのです。
狭心症とは、心臓に送るはずの血が何らかの原因で少なくなってしまい、心臓に送られるはずの酸素が足りなくなってしまうことによるものです。激しい胸の痛みに襲われてしまいます。
一見EDと狭心症は関係ないように見えますが、どちらも原因が、何らかの理由で血液の流れる量が少ないことなので、血液を多く流れるようにするという治療の目的はどちらも一緒になります。狭心症の薬からバイアグラが生まれたなんて驚きですよね。
しかし、狭心症の薬とバイアグラは併用できません。また、バイアグラの成分が狭心症の薬の代わりになることもできないので注意してくださいね。
EDは今男性の1/3がなっているとされていて、EDの原因は大きく分けて4つあるといわれています。精神的な要素や、神経系の異常、薬の副作用も原因にあげられますが、一番多い理由は、高血圧による動脈硬化や老化による血液の流れの低下です。
バイアグラの有効成分、体への影響とは
そんな血液の流れとバイアグラはどういう働きで、EDに作用するのでしょうか。
バイアグラの有効成分は、「シルデナフィルクエン酸」が主になっています。その成分によってペニスに勃起に必要な血液を流していくことが出来るのです。
勃起はもともと直接的な刺激や興奮を通じて神経が反応して、一酸化窒素が発生して、サイクリックGMPを作り出します。サイクリックGMPが筋肉や血管を緩めることで血液を流れやすくさせて、準備しているペニスに血液をためていきます。ペニスの中のスポンジ状になっている海綿体に血液がたまると、膨らんで硬くなり勃起が完了します。
しかし、勃起が起きると沈ませる酵素であるPDE5が発生します。射精が起きたり、勃起している最中に興奮が止んだりすると、PDE5が優位に立って勃起が収まっていきます。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルクエン酸は、PDE5を抑える効果があります。
また、シルデナフィルクエン酸は血管を少し広げてくれる作用もあるので、血流が流れやすくなってペニスに血液が流れやすくする手助けをしてくれます。
体への影響は少なからずありますので、副作用も当然あります。
多く報告されている副作用は、血管が急激に広がることで起きる頭痛です。動悸を感じたり、ほてりを感じたり、鼻粘膜の充血による鼻詰がでることもあります。また、PDE酵素を抑える働きがあるので、物が青くみえやすくなってしまう視野異常があります。
筋肉痛や湿疹が起こることや、下痢や便秘、胃の不快感が出ることもあります。
体への影響は出やすいので、一緒に飲んではいけない症状や薬もありますので注意してくださいね。
- 低血圧の人
- 心臓や血管に病気を持っている人
- 血圧を下げる働きがある、降圧剤。
- うつ病の薬
- 狭心症や心筋梗塞の治療薬などに使われる硝酸剤
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の薬
- 不整脈の薬
といった薬は成分の都合上併用できないので気を付けてバイアグラを使用してくださいね。
また、肺高血圧症という日本では6,000人しかいない難病の治療薬として、バイアグラの成分シルデナフィルクエン酸が有効といわれています。バイアグラと同じ成分で作られた新薬レバチオが2006年に作られ、2008年に日本でも治療薬として認可されました。
特に新生児肺高血圧症に効果があり、2歳児がバイアグラを小さくして飲んで延命していた記録もあります。
え?成分が一緒なのにバイアグラじゃない?ED治療薬の選び方
バイアグラの成分はシルデナフィルクエン酸で、その成分を使っているジェネリック医薬品もあります。
カマグラはインドで作られたジェネリック医薬品で、バイアグラのジェネリック医薬品としては一番有名です。
日本で購入するには、通販で販売しているので手に入れることが出来ます。また、バイアグラの1/6の値段なので、お財布にも優しく使用できるので嬉しいですね。
カマグラは50㎎100㎎と含まれている成分量が変わってきます。日本人は体が小さいほうなので、50㎎で十分効果があります。飲む量を多くすると効果が強くなるわけではありませんので、少ない量から試してみてくださいね。
しかし、100㎎の方が安く購入できることが多いです。100㎎を購入して1錠を半分に割ったり、4等分にして使用している方も多いので、初めて試すときは少ない量からチャレンジしてください。
また、バイアグラは国内で売られている正規品では、100㎎はありません。25㎎、50㎎です。今では偽物のバイアグラを販売しているところが多くありますので気を付けてくださいね。
また、バイアグラの有効成分のシルデナフィルとは違いますが、レビトラやシアリスといったED治療薬もあります。レビトラの有効成分はバルデナフィルで、シアリスの有効成分はタダラフィルでそれぞれ即効性や効果の仕方が違ってきます。
バイアグラは飲み始めて60分ほどで成分が体の中でピークになり、5~6時間持続効果があります。
バイアグラは、ED治療薬を使うきっかけとして一番使用されている薬でもあります。
初めて使用する方はバイアグラから初めてみるとよいでしょう。
まとめ
バイアグラの成分は、シルデナフィルは元々ED治療薬としてではなく、思いがけず狭心症の治療薬の開発から見つかった成分です。
しかし、血液に効果がある薬は一緒に飲んではいけないことが多いです。命の危険もありますので、きちんと調べて服用してくださいね。
狭心症の薬の開発から偶然見つかったED治療薬のバイアグラですが、その成分であるシルデナフィルクエン酸が肺高血圧症にも効果があるなんて驚きですよね。
ED治療薬として始めに作られたバイアグラは、たくさんの可能性を秘めているおすすめのED治療薬です。