バイアグラは依存性があると耳にして、服用するのが不安だと感じられている方がいらっしゃるようです。
勃起不全や勃起障害を患っている方のED治療薬として服用をされているバイアグラ。
性的な悩み、デリケートな悩みということから初めての方は服用するのに決心がつかないということもあります。
バイアグラを飲むか飲まないか慎重になり、情報収集をしようといろいろ調べるという方もいらっしゃるでしょう。
バイアグラの依存性について不安に感じられている方は
- バイアグラなしでは勃たたくなる
- バイアグラは脳神経に作用するので依存性がある
などと聞いたことがあるかもしれません。
しかし、これはほとんど噂のような話で実際には間違った情報です。
結論からお伝えをするとバイアグラには治療薬としての依存性は一切ありません。
バイアグラの研究・開発、臨床試験においても依存性について報告はされていません。
では、何故バイアグラには依存性があるという情報が流れているのでしょうか?
それはほとんどの場合、服用の仕方に問題があるとされています。
今回はバイアグラが依存性がない理由や正しい服用についてまとめていきます。
もくじ
バイアグラには依存性はありません
バイアグラの作用で勘違いをしてはいけないのが、脳神経に作用をするものではないということです。脳神経に作用をしないので、依存性はありません。
では、バイアグラはどのように勃起を促すのでしょうか?
勃起の仕組みとバイアグラの作用について説明していきます。
勃起の仕組み
バイアグラの作用を説明するうえで、勃起の仕組みについてお話をしていきます。
心も体も健康的でないと勃起は起きません。
性的な刺激を目や耳や手などの五感で感じると刺激が大脳に伝わります。
そして性的刺激は大脳から脊髄を通り、脊髄にある勃起中枢や勃起神経へ伝達します。
性的刺激が勃起神経に届くと、一酸化窒素窒素(NO)の生産をし、cGMPという血管拡張物資が放出されます。
cGMPの作用により血流が上昇し、陰茎組織の海綿体に血液が溜まり勃起が起きます。
その後、勃起が萎えるときにPDE5という酵素が放出されてcGMPを分解することでおさまります。
cGMPが放出され続けると常に勃起をしている状態となりますが、何かしらの原因によってcGMPが放出されなければ勃起は起きません。
バイアグラの作用
上記で勃起の仕組みについてお話をしました。では、実際にバイアグラはどう作用をするのか説明をします。
バイアグラは血管拡張作用とPDE5を阻害する作用があります。
PDE5の働きを阻害をすることで、cGMPの分解を防ぎます。
併せて血管拡張作用を促すことで血流を確保し、陰茎組織の海綿体に大量の血液を送ることで勃起をキープさせる働きがあります。
上記のことからバイアグラの作用は脳の神経に関与をしないということが分かります。
そのため、バイアグラを服用することでの依存性はありません。
依存性はないけれどバイアグラなしでは勃たないことがある
バイアグラを服用するのは健常者ではなく、ED患者です。
ED症状には大きく2つに分けると心因性や器質性といった原因があります。
この原因によってバイアグラを服用しなければ勃たない、ということがあります。
心因性ED
精神的なことが原因により発症するED症状です。
- 私生活でいつも不安や心配事がある。
- 仕事のプレッシャーで精神的に不安定な状態が続いている。
- 子作りからのプレッシャーで奥さんと夜の生活がうまくいかない。
- 自分に自信がなくコンプレックスを持っている。
- 幼少期おきた性的なトラウマを持っている。
などが原因でEDの発症をする方がいます。
器質性ED
身体の何かしらの機能が原因により発症するED症状です。
- 加齢とともに身体の機能が低下している。
- 高血圧症を患い動脈硬化を合併し血管機能が衰えている。
- 前立腺の病気を患っている。
- 交通事故などで脊髄の損傷がある。
などが原因でEDの発症をする方がいます。
EDを発症したのではないかと心当たりがあり、病院で問診を受けたらEDと診断される方が多いです。その後、医師からバイアグラを処方をされて服用を始めたという方がほとんどです。
バイアグラを服用することでED症状の改善がされるので、不安や心配が軽減されて前向きになれたと実感を持たれる方が非常に多いです。
特に心因性EDの方の場合はバイアグラを服用することで、悩んでいたED症状が改善され自信を持って女性と接することが出来るようになります。
しかし、こういったED患者の方は注意が必要です。
心因性EDの患者は精神的なことが原因となるED症状なので、
「バイアグラがないと勃たなくなるのでは?」と不安になることがあります。
不安を解消するためにバイアグラに頼り過ぎて依存的になってしまう方がいるということは否定できません。
バイアグラは正しく服用することが大切

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心因性EDの患者に限ったことではありませんが、バイアグラに頼り切りになると依存的に服用を続けてしまうということが考えられます。
そしてバイアグラにとらわれ過ぎることで服用する量が増えるといった心配もあるでしょう。
- 効果が弱く感じるので、服用する頻度を増やす。
- 十分な効果を実感したいので、1回の服用量を増やす。
などといった服用は行わないようにして下さい。
このようにバイアグラの服用頻度が高くなると、身体へ大きな負担を与えてしまいます。
バイアグラを依存的に服用し過ぎてしまうと身体に悪影響となってしまうのです。
バイアグラはED症状を治す治療薬ではなく、ED症状の改善を促す治療薬です。
根本的なEDの完治はバイアグラの服用ではなく、ED原因を解消しなければなりません。
そのため、バイアグラを服用しながら、EDの原因を徐々に治していくようにしてください。
バイアグラは1日1回を目安に服用することが決められているので、正しく服用をするようにしましょう。
正しく飲めば依存的に服用してしまうといった心配もありません。
もし、心配なことがあれば医師に相談をするなどひとりで悩まないことが大切です。
「バイアグラを一度服用したら、ずっと服用し続けなければいけない。」「バイアグラなしでは勃たなくなる。」といった依存性はありません。
EDでお悩みの方は正しくバイアグラを服用するようにしてください。