勃起不全や勃起障害で満足のいく性交が出来ないED症状がみられる方は成人男性の5人に1人ともいわれています。最近では高齢の男性に限定せず、若い世代のED発症も多くみられます。そのため幅広い年齢層の男性がEDに悩まれているともいえるでしょう。
そのED症状でお困りの方はED治療薬のバイアグラを検討されるということも多いのではないでしょうか。
バイアグラといえばED治療薬の中でも絶大な知名度、人気があり治療薬を疑うことなく安心して購入出来るED治療薬のひとつです。
そしてED症状、バイアグラ、アルコールは深く関係をしていることが多い点があることから、成人男性でお酒を頻繁に飲むという方はその影響について知っておく必要があると思います。
今回はアルコールがもたらすEDとバイアグラのことについてまとめていきます。
アルコールを飲み過ぎることによりバイアグラが必要になる

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お酒を飲みアルコールの摂取量が増えると勃起不全や勃起障害といったED症状に関係がするといわれています。
男性が勃起をおこすときの仕組みとして性的興奮が目、耳や感覚などの五感から脳へ伝わり、脳から脊髄の勃起中枢や勃起神経を刺激すると同時に全身の血流が活発化しペニスの海綿体へ血液が溜まることで勃起がおきます。
お酒によりアルコールを摂取をすることで20%が胃で、80%が腸で吸収をし分解が行われます。しかし肝臓で分解しきれない血中アルコールは肝動脈から心臓へ流れ、そこから全身に巡ってから再び肝臓へ戻るという流れになります。
そしてアルコールが血液から脳へ運ばれたときに脳が麻痺し「酔う」といった身体の変化が起きます。
ほろ酔い程度の少量のアルコールであれば、身体や精神のリラックスさせることにつながるので実は勃起にも良い働きがあります。
しかし、お酒を飲む過ぎてアルコールを摂取し過ぎると酩酊状態や泥酔状態となり勃起をおこすことができなくなる可能性が高まります。
アルコールの摂取のし過ぎは脳や中枢神経への麻痺が起きます。
勃起を起こす仕組みとして脳からの伝達は不可欠です。脳が麻痺している状態だとムラムラした気持ちにはなるのに勃起がおきないことにもつながります。
また、アルコールにより血流の流れが上昇をすることで勃起がおきない原因ともなります。
勃起をおこすには血流の確保は大切ですが、アルコールによる血流の上昇があるとペニスへ血液を送られるもの海綿体組織に血液が留まらなく勃起をしないという症状にもなってしまうのです。
さらにアルコールの過剰摂取によりさまざまの病気を患うリスクも高くなります。
勃起不全や勃起障害といったED症状に深く関係をしているのが動脈硬化です。
動脈硬化の発症をすると血管の柔軟性が失われ、硬く脆くなってしまいます。勃起を促すには血管の働きがとても重要なので動脈硬化を患うと十分な血液がペニスの海綿体に届けることが出来なくEDの原因ともなります。
女性とのコミュニケーションを取っていて自分のペニスがいつもと様子が違く十分に勃起をしなかったときに、「自分はEDかな?」と感じはじめます。
ED症状の自覚が出た場合病院で診察を受けED治療薬のバイアグラを処方をされることがあります。また、病院での診察が恥ずかしいという方は通販でバイアグラを探されるのではないでしょうか。
そこで心配になるのがアルコールでのED症状が出た場合です。アルコールの影響でEDを発症する男性は多くいらっしゃいますが、こういった場合バイアグラを飲んで問題はないのでしょうか?
アルコールを飲むとバイアグラの効果はなくなる?
バイアグラとアルコールには飲み合わせを注意しなくてはなりません。
お酒を飲んだらバイアグラの効果がなくなるのか?と心配をされる方もいますが、アルコールはバイアラの吸収を阻害する訳ではないので、基本的には関係はありません。
バイアグラと飲み合わせが悪いものとして食事との影響があります。これは食事による脂肪の摂取で体内でバイアグラの成分が脂質に阻害されて十分な効果を得られないといったことがあります。
その点、アルコールはバイアグラの成分の阻害するといったことには関係はしないといわれています。
では、アルコールはバイアグラにどのような影響を与えるのでしょうか。それはバイアグラの薬の作用と関わりがあります。
バイアグラは元々狭心症の治療薬として血管拡張をし、血流を届ける量を増やすといった作用で研究・開発をされていました。その後、研究を進めていくうえで薬を服用している治験者の勃起を促すということが判明しました。狭心症の治療薬としては思うような成果が得られませんでしたが、ED治療薬としてバイアグラは販売をされました。
バイアグラは血管拡張の作用があるのでアルコールを摂取をしてからバイアグラを服用するとアルコールの回りが早くなります。適量のアルコールであれば問題はないといえますが、大量のアルコール摂取をすることで急性アルコール中毒の誘発や血管疾患、血圧の急な変化などが起きるといわれており、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。
バイアグラを服用している人でアルコールに注意すべきことは
アルコールの摂取は少量であればリラックス効果があり不安や興奮を抑えるということにも作用します。その結果良い性交へとつながることもあります。
適量のアルコールであれば問題のないバイアグラの服用ですが、バイアグラを服用していてアルコールに注意すべき人はどういった方でしょうか。
- 血管に疾患がある方
動脈硬化があると血管内の血流低下や血管の詰まりなどがみられることがあります。
アルコールの過剰摂取している状態でバイアグラを服用すると深刻化するリスクが高まります。
- 高血圧・低血圧の方
血管内の血流が急激にあがることにより血圧低下を起こす可能性があります。
低血圧症により心臓に負担を掛けたり、急に倒れてしまうようなことも起こりえます。
このことからEDを患っていてバイアグラを飲まれている方はお酒を飲み過ぎないことを注意しなければなりません。
また、血管疾患や血圧症を患っているという方でバイアグラの服用について不安なことがあれば医師に相談をされるのも良いでしょう。