中年男性の悩みとしてあげられる身体の変化はさまざまありますが、「最近髪の毛が細く薄くなってきた」「最近勃起力が低下をしている」といったことで悩んでいる方は非常に多くいます。
年を重ねて男性ホルモンの減退が進むことで薄毛や勃起の質に関与をしてきます。
男性ホルモンが影響をする薄毛をAGA(男性型脱毛症)といい、男性ホルモンが影響をする勃起機能の低下をED(勃起不全または勃起障害)といいます。
AGAもEDも症状が出ることで自分に自信が持てなくなるといった要素にもなってしまいます。また、どちらも男性ホルモンが関与していることから関係性がある症状ともいえます。可能であればAGAもEDも同時に治療をしたいですね。
今回はAGAとバイアグラはどのように関係性があるのか、改善方法についてをまとめていきます。
バイアグラを飲んで薄毛になることはあるか?
バイアグラを服用される方は勃起不全や勃起障害といったED症状のある場合に飲まれます。勃起を起こすには心身ともに健康である必要があります。
- 五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、感覚)で性的興奮を感じる。
- 性的興奮が大脳へ作用し、脊髄を経由して勃起中枢や勃起神経に刺激を与える。
- 勃起中枢や勃起神経に刺激が与えられるとペニスの組織内にcGMPという血管拡張物質が放出される。
- 全身の血流が上昇しペニスにある海綿体組織に血液が送られ溜まること勃起を起こす。
- 射精後PDE-5という酵素が放出され、cGMPを壊すことで血管収縮されペニスが萎える。
このような仕組みで勃起は起き萎れます。
バイアグラの成分であるシルデナフィル作用として
- 血管拡張に作用をし、全身の血流を上昇させる。
- PDE-5を阻害をする作用があり、cGMPが壊されるのを防ぐことで勃起をさせる。
バイアグラは飲んだら何もしなくてもずっと勃起をするといったものではありません。
性的刺激がないとバイアグラを飲んでも勃起は起こらないので、バイアグラの作用は勃起を起こす仕組みに対して理にかなっている治療薬といえます。
勃起をさせる、勃起力を高める=男性ホルモンに関与するという発想になりやすいことから、バイアグラを服用したときに薄毛になることにつながるのではないか?と疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。
バイアグラは男性ホルモンの分泌量をあげるなどの作用はなく、上記でお伝えをしたとおり直接的に男性ホルモンに関与をする治療薬ではありませんので、バイアグラを服用することで薄毛に影響するというのは関係ないといえます。
このことからバイアグラを飲むと薄毛になる禿げるということはありません。
薄毛治療薬でEDになる?
男性ホルモンに影響がされる薄毛にAGAがあります。
「朝起きたときに枕に抜け毛が多くなった」「髪の毛を洗い・流すときに抜け毛が増えた」
「髪の生え際が広くなってきた」ということから自分は薄毛かも?と気になりだします。
実は年齢が若くてもAGAの症状は見られることは珍しくありません。AGAは成人男性でにみられる薄毛のことで、一般的に男性ホルモンや遺伝が原因ともされていて、AGAによる薄毛や抜け毛が年が経過することにより進行をする症状です。
AGAは男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が増加をすることで直接的な原因になるといわれていて、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素により代謝され作られます。
AGAの薄毛部分(脱毛部)にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、髪の毛の生え変わりの間隔を短くする要因と考えられています。
生え変わりの間隔が細く短い弱々しい毛が増えることで全体として薄毛が気になるようになってしまいます。
AGAの治療薬で効果が高いものとしてプロペシアとミノキシジルを処方されることが多いです。プロペシアはフィナステリドという成分が含有されていて、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害することで脱毛を抑え、髪の毛が生え変わる間隔を正常に戻し脱毛抑制や薄毛改善に効果があります。
またミノキシジルという成分は、血管拡張に作用をし血行を良くすることで髪の毛を発毛を促すといったものです。
しかし、AGA治療薬の成分であるフィナステリドやミノキシジルには勃起不全や性欲減退、肝機能障害、頭痛、腹痛といった副作用が報告されています。そのため薄毛でAGA治療薬を服用している方は勃起不全や勃起障害といったED症状を発症する場合があります。
バイアグラと薄毛治療薬の併用はして大丈夫?
AGA治療薬を服用して髪の毛が生えたけれど、EDの発症をしてしまった場合についてのお話をしていきます。
フィナステリドやミノキシジルといったAGA治療薬を服用して副作用としてEDの発症がみられた場合、バイアグラのようなED治療薬は飲んでも問題ないか気になりますね。
特に医療薬は一緒に飲み合わせることで身体に悪影響を及ぼしてしまう場合もあります。
結論からお伝えをするとAGA治療薬とバイアグラの併用は問題ありません。
バイアグラの併用禁忌薬の中にはフィナステリドやミノキシジルを含めAGA治療薬は該当しません。しかし、バイアグラの成分のシルデナフィルには血管拡張に作用をする効果があります。AGA治療薬のミノキシジルにも血管拡張作用があり、効果効能が増強する可能性も否定できません。
AGA治療薬を服用をしていてED症状がみられる場合、併用について心配なことがあれば掛かりつけの医師に相談をされるのが良いでしょう。
AGAにより薄毛になってしまった場合、出来るだけ早い治療を行うことが効果的とされています。なぜ出来るだけ早い方が良いかというと毛髪細胞が機能をしているかが重要になってきます。
毛髪細胞が死んでしまい機能をしなくなると、髪の毛が生えてこなくなってしまいます。全く機能がストップしてしまった毛細細胞は再生することはありません。そのため薄毛でAGA治療を行う際は可能な限り早く相談し治療をするのが望ましいといえます。
そして副作用の勃起不全や性欲減退については心配する必要はありません。AGA治療による副作用でEDの発症がみられるようなことがあれば、ED治療薬であるバイアグラの服用も併せて検討されると良いでしょう。
薄毛治療やED治療に効果がみられれば自信も持て、ポジティブになれたと実感されている男性も多くいますので、薄毛とEDにお悩みでしたらぜひ治療薬をおすすめします。